レンタカーで世界遺産の「熊野三山」を巡るモデルコース

熊野本宮大社
熊野本宮大社

熊野速玉大社
熊野速玉大社

熊野那智大社
熊野那智大社

和歌山県・南紀に来たら、世界遺産の「熊野三山」を巡ってみましょう!
熊野三山はそれぞれ離れているため、レンタカーで巡るのがおすすめです。

コースの概要

  • 1日目
    田辺発~熊野本宮大社~熊野速玉大社~勝浦温泉(泊)
  • 2日目
    勝浦温泉~那智大門坂~熊野那智大社・那智の滝~太地(くじらの博物館)や串本(串本海中公園や本州最南端)~田辺

「熊野三山」とは

紀伊半島の南部は、神々の霊が隠れ籠る聖域として、古来「熊野」と総称されてきました。
ここに古代から祀られてきたのが、本宮、新宮、那智の熊野三社です。
熊野三山の信仰は、京都から熊野古道を旅する100度に及ぶ上皇の熊野御幸として花開き、鎌倉時代以降は庶民にも広まり「蟻の熊野詣」とまで形容されました。

熊野三山

「熊野本宮大社」は熊野川の中洲にあって、川を神格化したものとされています。
「熊野速玉大社」は熊野川の河口近くにあり、水玉の勢いを示すという熊野速玉大神(くまのはやたまおおかみ)が主神。
「熊野那智大社」は「那智の滝」の聖水のもつ生産力への信仰が根源とされています。

熊野三山は自然崇拝に根ざした神道ですが、高野山、吉野、大峯を含め外来の仏教、その両者が結びついた修験道など多様な信仰形態を育んだ神仏の霊場と、それらを結ぶ参詣道(古道)を一体として、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。

自然崇拝が根源とされた熊野三山を、豊かな自然を楽しみながら車で巡ってみましょう。

熊野三山めぐり モデルコース(1泊2日)

ここでは、熊野三山への参拝とともに、熊野那智大社の参道ともなる熊野古道「大門坂」を歩き、くじらの博物館や本州最南端の潮岬を巡って田辺に戻るコースをご紹介します。

※記載の所要時間は平常時となります。日によって異なりますのでご注意ください。

1日目 熊野本宮大社・熊野速玉大社(勝浦温泉泊)

ルート概要:田辺発~熊野本宮大社~熊野速玉大社~勝浦温泉(泊)

田辺を出発したら、国道42号線から国道311号線に入り、本宮に向かいます。

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紀伊田辺駅から熊野本宮大社へは約58km、1時間10分程度

立ち寄りスポット

紀伊田辺駅から熊野本宮大社へ向かう途中の、国道311号線沿いの休憩スポットをご紹介します。

  • 熊野古道館 https://www.nakahechi.jp/facility/
    熊野古道の神域の入り口とされた「滝尻王子」の前に立つ、熊野古道を紹介した観光案内所。駐車場あり。
  • 道の駅 熊野古道中辺路 https://www.wakayama-kanko.or.jp/spots/detail_3157.html
    「近露」の手前にある道の駅。規模は小さいものの地元産のヨモギ餅やめはり寿司など特産品の販売や、簡単な食事も。
  • 古道歩きの里 ちかつゆ https://chikatsuyu.com/
    熊野古道の宿場町であった近露(ちかつゆ)にあるドライブイン。お食事や甘味処、ベーカリーやお土産物販売などがあり、「Aコープちかつゆ」も併設されています。

熊野本宮大社

熊野本宮大社

国道311号線から国道168号線に入れば、2分ほどで熊野本宮大社前に到着です。
熊野本宮大社は、道路から158段の石段を上った上にあります。
熊野本宮大社前に到着したら、駐車場は本宮大社下・道路向かいの「世界遺産熊野本宮館」前になります。休日などで満車の場合は、本宮大社前から150mほど進み、河原の広い駐車場に下りて駐車します。

熊野本宮大社の石段を下って道路向かいには、熊野本宮大社旧社地「大斎原」の大鳥居が見えます。
大社前から約500mですので、合わせて向かってみましょう。
参拝の後は「世界遺産熊野本宮館」に立ち寄ってみましょう。世界遺産関連の展示のほか、観光協会の案内所などがあります。

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熊野本宮大社から熊野速玉大社へは、国道168号線を新宮方面に向かいます。約35km、45分程度です。

熊野速玉大社

熊野速玉大社

国道168号線を新宮に向かうと市街地に入り、国道42号線に左折すれば1.5kmほどで熊野速玉大社です。
熊野速玉大社境内に駐車場がありますが、満車の場合はすぐ先の河原駐車場に駐車します。
こちらは平地ですので、駐車場からすぐ参拝できます。
新宮の市街地になりますので、飲食店やお土産店もたくさんあります。

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熊野速玉大社から神倉神社駐車場へは、約1.2km・車で5分程度です。
Googleマップ等では近い経路が表示されますが狭いところもあるので、いったん国道42号線に出て向かう方がおすすめです。

神倉神社

時間があれば、熊野速玉大社の摂社「神倉神社」に立ち寄ってみましょう。

神倉神社は、熊野三山に祀られる熊野権現が初めて地上に降臨した伝承をもつ古社。
自然石を積み上げた急峻な500段以上の石段を上り詰めたところにあります。上り下りには注意と体力が必要です。
20台程度ですが、駐車場が麓にあります。

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熊野速玉大社から勝浦温泉へは、約16km・25分程度です。

勝浦温泉へ(泊)

勝浦温泉

JR紀伊勝浦駅や那智湾・勝浦港周辺にさまざまな温泉旅館が立ち並んでいます。
お好みの旅館等を選んでみましょう。

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勝浦温泉街から熊野那智大社へは、約10km・車で20分程度。
大門坂駐車場は3kmほど手前になります。

2日目 熊野那智大社

ルート概要:勝浦温泉~那智大門坂~熊野那智大社・那智の滝~太地(くじらの博物館)や串本(串本海中公園や本州最南端)~田辺

熊野古道「大門坂」を歩いて熊野那智大社へ

大門坂
大門坂

熊野那智大社へは、車で表参道前のおみやげ店の駐車場まで行けば近くまで行くこともできますが、時間があれば熊野古道「大門坂」を歩いてみましょう。
大門坂は、熊野古道随一の石畳が続く人気スポットです。

熊野那智大社の麓に、大門坂駐車場があります。
そちらに車を置き、徒歩で大門坂を熊野那智大社に向かいます。
距離は1.6km程度です。

大門坂を上りきると、表参道の石段があります。
表参道付近には、お食事処やお土産店が立ち並んでいます。

熊野那智大社に参拝したら、すぐ裏の那智山青岸渡寺にも行ってみましょう。
熊野那智大社(神社)と、那智山青岸渡寺(お寺)は隣接しています。
違う宗教が隣接しているところが、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の特徴の一つとなっています。
那智山青岸渡寺の境内からは、那智の滝が望めます。

関連サイト

続いて、那智の滝に向かいます。
熊野那智大社から那智の滝へは、裏参道を通れば徒歩15分程度ですが、少し急な場所もあります。そこで、再び表参道のお店を見ながら下り、車道を通って那智の滝に向かってみましょう。
那智の滝に向かう道沿いには、お土産店やお食事処もありますので、一休みして那智の滝へ。

那智の滝

那智の滝
那智の滝

車道から石段を下って滝に向かうと、杉木立の向こうに那智の滝が見えてきます。
那智の滝は高さ133m、一段の滝としては日本一の高さです。

滝を望むところに飛瀧神社があり、滝そのものがご神体としてお祀りしています。
飛瀧神社授与所から御瀧拝所舞台に入り、滝の近くの舞台に行くことができます。有料ですが、ぜひ近くまで行ってみてください。

再び石段を上り車道まで戻ってくると、那智の滝前バス停があります。
こちらから路線バスで、大門坂駐車場に戻ります。

那智勝浦から海沿いを田辺へ

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那智勝浦から田辺へは約92km・2時間程度。
くじらの博物館へは約15km・20分程度、道の駅 くしもと橋杭岩へは約32km・40分程度です。

大門坂駐車場に戻ったら、田辺に向けて出発です。
お昼前なら、再び勝浦温泉街に戻り、まぐろ料理を味わうのもおすすめです。

または、これから向かう太地や串本でのお食事もおすすめです。

立ち寄りスポット

那智勝浦から田辺へは約92km・2時間程度はかかるため、到着の時間が気になりますが、お時間があれば以下の立ち寄りはいかがでしょうか。

太地
太地・くじらの博物館
くじらの博物館

太地はくじらの町。
太地町立くじらの博物館は、クジラ専門の博物館です。クジラに関する歴史や人と関わりについてさまざまな資料が展示されています。
イルカやクジラの餌やり体験など、間近で見ることができます。

串本
串本・橋杭岩
橋杭岩

串本町は、本州最南端のまち。
国道42号線沿いにある「橋杭岩」は、約850mの列を成して40余りの岩柱がそそり立つ名勝天然記念物です。「道の駅 くしもと橋杭岩」に駐車して近くで見ることができます。
太平洋に突き出た半島「潮岬」は本州最南端。
少し田辺寄りにある「串本海中公園」では、水族館や海中展望塔、海中観光船などがあります。

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道の駅 くしもと橋杭岩から紀伊田辺駅へは、国道42号線・紀勢自動車道(無料)を利用し、約65km、1時間20分程度です。

田辺へのお帰り

お帰りの際は、すさみ南ICから紀勢自動車道で上富田ICまで行けますが、トンネルが多くなります。
すさみ南ICの手前に「道の駅 すさみ」がありますので、ひと休みしてみましょう。
こちらには「エビとカニの水族館」もあります。

道の駅 くしもと橋杭岩から道の駅すさみまで直行すると約35分、道の駅すさみから紀伊田辺駅までは約45分となります。

ルートマップ

Information

距離・所要時間は、平常時のものとなります。
観光シーズンや工事等で異なる場合がありますので、十分余裕をもって安全な旅を!